クールマイヨール(1,300m)はモンテビアンコ(モンブランのイタリア名 4,807m)の山麓の街です。ここでは二日間にわたって、フェレ谷、ヴェニ谷に沿ったTMB(ツールドモンブラン)のルートを歩いてきました。TMBはモンブランを囲んでスイス、イタリア、フランスを巡る約160Kmのトレイルです。
フェレ谷沿いのTMBルートからはグランドジョラス(4,208m)が谷を挟んで見えるはずですが、生憎ガスのため頂上を眺められませんでした。ヴェニ谷沿いのTMBルートを歩いた日は天候に恵まれ、圧倒的なモンテビアンコの姿を満喫できました。
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アオスタのハイキングを終えた後は、クールマイヨールからロープウエイでイタリア側のエルブロンネ展望台(3,466m)へ上り、そこから3連のゴンドラに乗り、バレー・ブランシュ氷河を越えてフランス側のエギュイ・デユ・ミディ展望台(3,842m)へ移動しました。この区間の運行は天候に左右されやすいとのことでしたが、自分たちは天候に恵まれてラッキーでした。
エルブロンネ展望台からはグランドジョラス、遠方にはチェルビニ、モンテローザが望めました。エギュイ・デユ・ミディ展望台はシャモニーから上ってくる観光客でごった返していました。エギュイ・デユ・ミディ展望台からの眺めを楽しんだ後、シャモニーへ下りました。
シャモニーではグランドジョラスを背景とするメール・ドウ・グラス氷河を見学してきましたが、1985年のレベルから現在の氷河見学入り口を見下ろして、氷河が急速に後退していることを実感しました。
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