からすうりは片倉台近辺でよく見られるつる草です。その実は鮮やかなオレンジ色あるいは朱色のこぶし大で、秋遅く周りが淋しくなったころ、よく目立つのでご存知の方も多いと思います。おいしそうに見えますが食べられません。きれいなので飾り物あるいは種がえびすや大黒天といった福の神に似ているので縁起物として人気があります。
ところがこの花がとても奇麗で優雅でユニークなのですが、日没後に咲き始め、夜中に満開になるので、あまり知られていません。皆さんはご存知でしたか? レースをまとった夜の女王あるいは妖精という感じの素晴らしい花です。虫がこの美しさに魅せられてせっせと花粉を運び受精のお手伝いをするそうです。
左側が昼間の顔。 日が沈むとつぼみが開き始めます。 |