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  3週間のホームステイを受け入れてくれたのは小学校の先生を退職した65歳のミイレー

ユ・リボット。2人の息子さんたちは独立して彼女は悠々自適の一人暮らし。根っからの世

話好きな彼女は私の滞在中ジャズダンス・コンサート(無料で市民に開放されている)、友

人達との浜辺でのピクニック、折り紙の達人であるフランス人宅でのお茶会、夕方からの

模擬店など何処にでも車で連れ出してくれた。

授業は8人〜10人の各国から集まった年齢も国籍、職業も異なる人たちが午前中3時間

共にフランス語を学ぶ。夏休みなので隣国のスイス、ドイツ、スペインからの高校生、大学

生、それにオランダ人の美貌の音楽家など多彩だが議題のテーマごとに必ず自国につい

ての意見が求められる。





 ウイークデイは午前中の授業が終わるとモンペリエ市街をトラムを乗り継いでフランスで

8番目、27万人都市の探検に出掛けた。13世紀に設立されたヨーロッパ最古のモンペ

リエ大学医学部があり、そのせいか街の至る所に薬剤薬局を見かける。14世紀建立の

大聖堂はカトリック教会最古の修道会でステンドグラスが美しい。

15〜18世紀のフランス、イタリアの美術品が展示されているファーブル美術館には

2回、通って、ギュスターヴ・クルーベの「出会い」に見入った。町の中心であるコメデイ

広場にはオペラ座をはじめレストランが軒を連ね、素人の音楽家が奏でるギターに耳を

傾けながらお昼の「サービスランチ」(約1,000円)を食べてみる。前菜にオリーブのピク

ルス、子牛のスペアリブと盛りだくさんのフライドポテト、パン皿にはバケットが2切れ。

周りの人達はデザートやパスタも注文しているが私はこれだけでお腹が一杯になって

しまった。 





  通学に利用するトラムは2000年から導入されたというがこれがラテン系の国には珍しく

(失礼!)時刻表通りで運行されているのには脱帽。早朝5:30から深夜まで一回150円

程でカラフルな外壁塗装で街に彩りを添えている。ワンマンカーなので乗客はコンポストで

入鋏するが、あるとき一斉手入れに遭遇した。これで無賃乗車が分かると10倍もの罰金

を科せられるそうだ。

ミレイユの南仏料理はバターの代わりにオリーブオイルを使うのでとても健康的。夕食に

は必ず5種類のチーズ、主菜の肉か魚の料理、そして手作りのクレープなどが並ぶ。クレ

ープはそば粉で作るガレットと同様、家庭で手軽に味わえるというので一緒に教えて

くれた。いかに薄く均等に焼けるかは修行次第で何枚か焼くうちに要領が分かった。

ミレイユは日本へのお土産にとなんと真新しいクレープ用フライパンをプレゼントして

くれた。





 週末を利用してアビニオンに住むフランス人ペンフレンド宅にお邪魔した。アビニオンは

童謡「アビニオンの橋の上で」で有名なサン・ベネゼ橋があるがローヌ河の氾濫によって

橋脚4つのみ残している。14世紀にローマ教皇が7代、68年にわたり滞在した教皇庁

宮殿やボッテイチエリの「聖母子像」を所蔵するプテイ・パレ美術館を鑑賞した。

ペンフレンドのパスカル、ジョシアン夫妻の庭にはリンゴ、キウイー、ブドウなど果実が

実り、トーローという闘牛観戦に案内してくれた。スペインのそれとは異なり牛を殺さず

に人と牛とのゲーム感覚の鬼ごっこのようなスリリングな展開に手に汗を握って思わず

絶叫してしまった。

中央の写真はアルル名物、カスレで学校の課外ツアーで参加したカルカソンヌで賞味。

あつあつのキャセロールの中に鴨のもも肉、ソーセージ、白隠元が煮込んであり

ボリューム満点。

滞在最終日に1人でバスとトラムを乗り継いで訪れたサン・ギレム レ デゼールは世界

遺産登録の石造りの中世の小さな村で人口250人。桃源郷にタイム・スリップしたような

気分だった。(右の写真)

 




更新日:2018年1月20日
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